履歴書は、新しい仕事を始める上で、自分を知ってもらうための最も重要なツールです。履歴書が良くなければ正しく自分をアピールすることができませんし、次の面接や試験につなぐことができません。大切なのは、自分の気持ちを自分の言葉で伝えることです。日頃字を書くことに慣れていない人でも、基本的なマナーを押さえて一所懸命に書くと伝わるものです。ここでは基本的な履歴書の書き方について触れたいと思います。
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市販で書く場合と、パソコンを使って履歴書を作って書く場合があります。パソコンを使う職業ならパソコンを使って作成しても良い、と職安の人に言われたことがあるのですが、やはり手書きのほうが良いとする会社もあります。封筒も同様です。よく年賀状で宛名まで印刷するのが普通のようになってきましたが、手書きで書くのが礼儀なのです。最近では履歴書の書き方・例文の書いてある本や、簡単に履歴書ができてしまうテンプレートやダウンロードサイトなどがあります。しかし、それらは参考程度にして、自分の言葉で書いたほうが伝わるはずです。雑誌や募集されている会社のチラシなどに印刷された履歴書は、会社の指定でない限りは使用しないようにしましょう。
履歴書には様々なものがあります。大きく分けると、転職者用・新卒者用・アルバイト・パート用に分けられます。転職者用は経歴の項目や資格・免許の欄が広いことが多く、新卒者用は趣味・特技・志望動機などが多めです。アルバイト・パートの場合は、希望の曜日や時間について書く欄が多く、割と小さい履歴書が多いです。大きさはB5判〜A3判まで、大きければ大きいほど、印象は強くなります。履歴書を書く上で大切なのは、空欄を埋めることです。趣味や特技がなくて「特にございません」というのは問題外です。伝えたいことをきっちり伝わるように書きましょう。
昔、働いていた会社で、証明写真にプリクラを貼ってきた女の子がいます。写真は印象が左右されます。写真は、必ず履歴書サイズのカラー証明写真を数枚用意します。はさみやカッターで切るのではなく、写真屋さんにカットしてもらったほうが無難です。また、証明写真を撮ることに慣れている写真屋さんは身だしなみや表情にもアドバイスをしてくれ、きれいに撮ってもらえるので、前もって証明写真の上手な写真屋さんを探しておきましょう。受け取る人によるのですが、歯を見せず、ちょっと微笑んでいるような印象が良いとされるときもあります。
一般に、中学校は卒業の年月日のみ、高校以降は入学・卒業の年月日を記入します。必ず、正式名称で記入し、学部がある場合は学部も書きます。職歴は、全て入社した年月日と退社した年月日を記入します。それだけでなく、その職場でどんなことを担当して、どんな成果があったのかを記入するとポイントになるでしょう。
例え学生時代に所得した資格・免許でも書いたおいたほうがその人の人となりを知ることになります。もちろん多い場合は省いても良いのですが。書く順番は所得した順番に書いていく方法と、アピールしたい資格を順番に書いていく方法があります。例えば、事務職であれば、タイピング技能検定やワープロ検定、簿記検定などは上に、英語検定・自動車運転免許は下に書くという具合です。
趣味・特技は、会社の内容に関わることを書きましょう。しかし、無理して趣味でもないものを書く必要はありません。自分がどんな人間かを伝えることになるので、例えばゲームやアニメショップの志望なら構わないのですが、事務職でゲームやアニメといった記入は好ましくありません。販売職でも営業職でも同様です。
志望の動機は、とっても悩むところだと思います。どうしてもこの会社に入りたい!と思いを書くのですが、中には働く条件が良かったから、急ぐからという理由で会社を選んでいる人もいるかもしれません。しかし、そういった理由は、会社にとってはあまりプラスにはなりません。詳しい志望の動機は職務経歴書に書くことになりますから、職務経歴書を作成するときに、メモを作って文章をまとめてから書くのが良いでしょう。どんな仕事であっても、自分の職務経験や仕事に対しての心構えを棚卸しする作業になります。職務経歴書の文章と同じにならないように、要約するようにしましょう。
・私は、今までの販売・営業経験を通し、お客様と会話し、関係を作り上げていくことを大切にしてきました。また、お客様の反応を直に感じられる販売・営業の仕事には大変やりがいを感じております。
・○○という職務の経験はありませんが、目標に向かって突き進む体力には自信があります。
・「1つのことをしっかり仕上げる几帳面さ」「しっかりと積み重ねる粘り強さ」を心がけてきました。
郵送で書類を出す場合、履歴書に限らず添え状をつけるものです。添え状には、つい自分がどのような仕事をしてきて、どれだけ働きたいかという気持ちを書いてしまいがちです。しかし、履歴書や職務経歴書をじっくり見ることが多く、添え状はあまり読まれないことがあります。添え状はA4用紙1枚を目安に、シンプルに書きます。履歴書と職務経歴書を「どれどれ」と読んでもらうためにも短いほうが好まれます。
平成○年○月○日
○○会社
採用ご担当 ○○様
自分の住所
自分の氏名
応募書類のご送付について
拝啓 御社、益々のご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度○○にて○○(御社の求人票など)を拝見し、早速ではございますが応募させていただきました。
つきましては、標記について下記の通りご送付致しますので、是非ご面談の機会をいただけますよう、何卒よろしくお取り計らい方お願い申し上げます。
末筆ながら御社のなお一層のご発展を心よりご祈念申し上げます。
敬具
記
1.履歴書 1部
2.職務経歴書 1部
3.紹介状 1部
履歴書の封筒は、履歴書についてきた封筒でも、茶封筒でも構わないとされています。持参をするときは履歴書を折らずに入れられるゆとりのある大きさ、郵送するときは切手代を考慮し、三つ折で入れられる封筒を使います。郵送の場合でも折らずに入れられる封筒を使うことがありますが、見る人によっては定形外郵便で送ることによる切手代のコストに目をつける人もいるからです。郵送をする場合は、相手先の住所・氏名を表に、送り主の住所・氏名・送った日付を裏に縦書きで書きます。また、表側には赤字で「履歴書在中」と書きます。相手側の部署・担当者が判るときは、必ず最後まで「○○部採用ご担当○○様」というように書きます。もし、部署や担当者が判らなければ有限会社や株式会社は略せずに「○○(会社名)会社御中」と書きます。郵送の場合、添え状・履歴書・職務経歴書・そのほか書類を重ね、封筒に入れて出します。封筒はセロハンテープやホチキスは使わず、糊を使います。閉じた中心に「〆」や「封」と書きます。
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